前回は、暖色系の4色についてお話しました。
引き続き、緑・青・紫の、中性色と寒色系についてご説明していきますね。
ここからお読みになった方は、ぜひ、前編から遡ってチェックしてみてください。
冒頭で、色の取り入れ方のコツをご案内しています。
では、さっそく始めていきますね。
■緑
緑は、最も波長が長い赤と、最も波長が短い紫のちょうど真ん中。
刺激もどちらかに偏る事なく、ちょうど良い中庸の色です。
バランスの良さと、平和主義的な穏やかさ、癒しを感じる色です。
植物の緑や、茶道の抹茶の色に心を落ち着かせる方も多いのではないかと思います。
疲れていると感じた時、怒りを感じて落ち着きが無くなったりした時には、
意識的に緑を見たり、ちょっと一服お茶を愉しんでみるのもおすすめですよ。
心身を安定させてくれる色です。
その他に・・
緑の中でも、明るい黄緑は初々しさや若々しさを表現してくれる色です。
新しい事をスタートさせたい時や、若々しさをアピールしたい時にはおすすめです。
■青
波長の短い青は、波長の長い赤と真逆で、心身を鎮めてくれる色です。
集中力を高めて作業効率を上げたり、理性的、論理的に物事を考えたい時におすすめです。
また、怒りや興奮、ハイになった状態を落ち着かせ、冷静さを取り戻させてくれます。
精神がクールダウン出来るので、リラックス効果も。
多忙でストレスが多く疲れた時などに「海をボーッと眺めに行きたい」と思った事はありませんか?
それは、単に現実逃避したいというだけでなく、青の癒しを求めているのかもしれません。
すぐに海には行けなくても、青空を眺めてみたり、お気に入りの海の写真を眺めてみたり、気軽に青の癒しを取り入れて応急処置してみてください。
という事で、青は特別サービス!空と海の写真を2つ入れておきますね。
■紫
可視光線の中で最も波長が短く、紫外線と隣り合わせにある色。
また、古来から洋の東西を問わず、希少な染料で染められる高貴な人しか身につけられない色でもありました。
それが、紫に特別なこだわりや感性、独創性、エレガントさ、少し危うさのある魅力を感じる由縁ではないでしょうか。
絵の具では、赤と青を混ぜると紫になります。
赤の情熱と青の知的さを併せ持つ、ミステリアスで魅力的な色。
感性豊かな人や、カリスマ性のある芸術家に好まれるのは、色が創造の原動力となり、インスピレーションを与えてくれているからかもしれませんね。
誰かに一目置かれたい時、品の良さや美しさをアピールしたい時などにおすすめの色です。
今日は、ここまでにしますね。
後編では、白、黒、グレーなどのニュートラルカラーや金、銀についてお話します。
どうかお楽しみに!
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