虹色の話。

昨日の事ですが、夕方の空にこんな虹が現れました。

逆さまの虹。

気象用語では「環天頂アーク」と名前が付いているそうですが、私は生まれて初めてこんな虹を見ました。

虹が現れると、周囲の見ず知らずの人もはしゃいだり写真撮ったりしていて、その賑わいも含めてハッピーな気持ちになります。


さて、ここで虹色の話ですが、虹と言えば何色でしょう?

”7色”

皆さま、そうお答えになるのではないでしょうか。

赤・橙・黄・緑・青・藍・紫、ですね。

(私は昔、硝子のプリズムという松田聖子さんの歌で覚えました、、)


日本では当たり前のように7色と認識され、虹のイラストなんかもハッキリ7色だったりしますよね。お隣の韓国も同じだそうです。

ところが世界を見ると、認識されている虹の色数って違うんです。


例えばアメリカは 6色。

アメリカで虹と言えばハワイが有名ですが、お土産のイラストなども6色が多く、また、アメリカ発祥のLGBTの社会運動を象徴する旗”レインボーフラッグ”も6色ですね。

イギリスも同じで、藍がありません。


そして中国は 5色。

人口の多数を占める漢族には、陰陽五行説の影響があるのでしょうか。

フランスやドイツも、橙・藍が無い5色だそうです。


次に、ロシアでは4色、東南アジアやアフリカでは、地域によって4色や3色、2色と様々な認識のされ方があるようです。


これがなぜ起こるのか。

色を指す言葉は文化と密接に関わっていて、国や地域、時代によって判別の仕方が変わります。

日本でも、古代には色を表す言葉は、黒・白・赤・青の4つしかなかったそうです。

そうであれば、虹色は2色ですね。


虹は7色。

本当にそう?

私には何色に見えるかな。

今日は何色に見えるだろう。

次に虹が出たら、そんな風に見てみるのも新鮮かも知れません。


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昨年沖縄で。

スコールの後、2日連続で同じ場所に出たダブルレインボー。

toridori style

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